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もうひとつの柿田川 〜柿田橋記〜

2014年10月24日

もうひとつの柿田川 〜柿田橋記〜

 
三島市の近隣、清水町にある柿田川は
しばしばテレビなどのメディアでも取り上げられ
一年中たくさんの観光客で賑わいますが、
今日は少し下流へ下った裏側から尋ねてみました。
 

 

 
水位観測器がつけられている階段を下ると、
 

 
川というよりも透明な湖のような柿田川の川面へ出られます。
 

 

 
今の柿田橋も下から臨むとこんな風です。
 

 
実はこの柿田橋の向こうに、古いめがね橋として作られた
もう一本の柿田橋があるのはあまり知られていません。
 
これが、寛文11年に作られた最古の柿田橋の姿です。
 
▼上流から見た柿田橋
 

 
▼下流から見た柿田橋
 

 
今は草むらのようになっていますが、
近づいてみると石造りの橋で
橋の幅は人がやっと擦れ違えるくらいの狭さです。
 

 

 
上からみるとこんな姿です。
 

 
柿田川の隣にある柿田橋記という碑文によると、
深い地隙の谷の柿田川には道もなかったので、
寛文11年(1671年)、僧侶が托鉢して集めた資金で
このめがね橋が作られたのが最初であることが記されています。
  
それでも、坂が険しく橋が危なかった事から
人や馬が多く川に落ちて命を落とし、
両岸に暮らす人々がこれを憂いて供養塔をたてる程だったので、
 

 
その後明治17年(1884年)になって木橋が架けられました。
すると、
今度はその橋の維持策がなくて、朽ちて道が廃れてしまった。
 
そこで
昭和6年にこの地の久保田隆作氏が巨額の資金を投じて、
鉄筋コンクリート作りの橋を完成させたということです。
 
久保田氏の胸像と柿田橋記
 

 
『最初に橋が出来てから実に260年かけて初めて交通の安全を得た』
としめくくられている碑からは
交通の要所を隔てる碧水美しい柿田川を相手に、
実はかなりの苦労があったことが偲ばれます。
 

 

 

 
こちらの柿田川を尋ねるには、
清水町役場隣の小さな町営駐車場が便利です。
 

 

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