Calendar

カレンダー

loading ...

Category カテゴリー

New entry 最近の投稿

New comments 最近のコメント

Aechives アーカイブ

Search

Blog内検索

« 2014年03月 | メイン | 2014年05月 »

2014年04月

2014年04月30日

水辺の文学碑のことなど(4)三島市立図書館

水辺の文学碑のソースを探して、
三島市立図書館を訪ねてみました。
 

 
以前は庭に小川が流れ、
建物全体がしっかり見えていましたが、
新しく、生涯学習センターの駐車場が整備され
利用しやすくなったとはいえ
やはり休日は駐車場もいっぱいになるほどの
人気スポットなのだそうです。
 
▼2011年頃の小川の残っている図書館です。

 
以前は図書館界隈ということで
外観だけ紹介しましたが、
今回は図書館にお願いして、
中を少しだけ撮影させていただきました。
 
※図書館の中での撮影は、
(カメラだけでなく、スマートフォンやタブレットなども)
許可を得ないと出来ないきまりになっています。
 
やっぱりありました!!
水辺の文学碑のコーナーです。
 

 

 
そして、入口近くには
三島市ゆかりの作家のコーナーが
親切な解説つきで展示されています。
 

 

 

 
三島の文学・芸術に興味を持たれたら、
三島市立図書館へぜひ足を運んで下さい。
 
三島市立図書館は、大学キャンパスから自転車で5分です。
 

投稿者: |

2014年04月23日

水辺の文学碑のことなど(3)

先ごろより話題にしている水辺の文学碑ですが、
前回の取材では工事中のため一時撤去されていた
司馬遼太郎の文学碑が設置されました。
 

 
<碑文>+++
この湧水というものが、
なんともいえずおかしみがある。
むかし富士が噴火してせりあがってゆくとき、
溶岩流が奔って、いまの三島の市城にまできて
止まり、冷えて岩盤になった。
その後、岩盤がちょうど人体の血管のように
そのすきまに多くの水源をつくった。
とけた雪は山体に沁み入り、水脈に入り、
はるかに地下をながれて、溶岩大地の最後の縁辺である三島に来て、
その路地を入ったときに
顔を出して湧くのである。
 
小説新潮 昭和61年2月号掲載
「裾野の水、三島一泊二日の記」より
+++++++++  
 
この、司馬遼太郎の碑文の中にある
三島市内の溶岩流でできた岩盤で有名なものは
「三島市立公園楽寿園の小浜池」がありますが、
『鏡池』などは
街中を歩いていると忽然と現れるので
この碑文のイメージを彷彿とさせます。
 
道路側から見た鏡池です。
こうしてみると外観からは池がわかりにくいですが、
写真に写った石垣の中に
溶岩流でできた池があります。
 

 

 
三島市の有志の団体で
小さな緑地公園として整備されていますが
この時期の、春の花が満開でした。
 

 

 

 
今日の鏡池は水がなく空池になっています。
 
鏡池は随分昔に水が枯れ、
空池になってしまったのではないかとされていましたが、
有志の方々により整備されると、
今でも富士の湧水へのトンネルであることが証明されたのでした。
 
今年の水の時期は、満水の鏡池がみられるでしょうか。
 
さて
鏡池の近くに、湧水群としてセットで紹介される菰池も
整備が終わり、青葉のやわらかな季節を迎えていました。
 

 
鏡池、菰池までは
JR三島駅南口より徒歩8分くらいです。
 
 

投稿者: |

2014年04月14日

水辺の文学碑のことなど(2)

三島市内、
柳並木の美しい水上通りに設置された
水辺の文学碑を立ち止まって読んでみると、
昔の三島の町の姿が楽しめます。
 

 
<碑文>+++
三島町へ行くと
道の両側に店舗が立ちならび、
町の中央に映画の常設館があって、
その前には幡旗が何本かはためいていた。
私たち山村の少年たちは、
ひとかたまりになり、
身を擦り合せるようにくっつき合って、
賑やかな通りを歩いた。
 
「少年」(昭和二十九年 発表)より
+++++++++
 
小川や自然など、
当時の風情をそのまま今に伝えているものもあれば、
劇場など、
時代を経るに従って、なくなってしまったものの名残を
確かめることもできます。
  

(官民一体となって整備され、昔の清流が甦った源兵衛川)
 
たとえば、
大正時代に歌舞伎座があった広小路界隈は
現在も、主に飲食街として栄えています。
  

 

(多くの市民が利用している伊豆箱根鉄道『三島広小路駅』)
 
さて、 
三島の文学と背景について
詳しく調べ、解説された本に
『三島文学散歩』があります。
 

(平成3年初版 中尾勇著)
 
本学名誉教授で文学博士の藤岡武雄氏も
これらの本の発刊に際して贈ったメッセージの中で
『三島を訪れる一般の人は勿論のこと、三島の住民にとっても
本書が地元を知る上のこよなき案内書となることを信じている。』
と、
この本の意義深さを述べ多くの人に推奨しています。
 

(平成6年初版 中尾勇著)
 
地元紙(静岡新聞社)から発行された古い出版物なので、
この本に切り取られた時間もまた
25年前の三島を偲ぶものになっていますが、
今なお、三島関連の参考文献として
この文学碑や様々な読み物に引用されています。 

投稿者: |