三島市には、江戸時代の東海道よりも古い
「鎌倉古道」が残っていることは以前にも紹介しましたが、
町の中には、こんなプレートが埋め込まれている道もあります。
『あじゃりこうじ』=阿闍梨小路です。
三島市には八つの小路「三島八小路」と呼ばれている道があります。
大きな街道につながる道を小路と称していたようです。
阿闍梨は仏教用語で、弟子を導く役割を果たしていた僧侶のことで、
どうしてこの路に阿闍梨の名がついたかというと、
この路をまっすぐ上ったところに、奈良時代の国分寺があり
この路はその寺への参道だったそうなのです。
↓以前紹介した国分寺跡はこちら
奈良時代国分寺跡
現在の街道の様子です。
通り沿いには将棋クラブがあり
この日も中で対局を楽しんでいる方がいらっしゃいました。
窓に貼られた詰め将棋の問題
路への入り口はこんなに狭くて
気がつかずに通り過ぎてしまいそうなほどです。
路の始めに七石の一つ、市子石が残っていました。
阿闍梨小路の名残がこうして今も残っています。
他にも7つの路がありそうなので
順を追って紹介していきたいと思っています。