Calendar

カレンダー

loading ...

Category カテゴリー

New entry 最近の投稿

New comments 最近のコメント

Aechives アーカイブ

Search

Blog内検索

« ティーチングインターンシップ (5) |メイン| タイの現状と問題についての展示発表 »

ティーチングインターンシップ (6)

2008年06月17日

ティーチングインターンシップ (6)

井上省吾さんのつづき(前回は6月16日に掲載)
 

 
■日本語を教えることの難しさを実感
 
+++(時間配分を拝見すると)ティーチングアシスタントの方が時間が長そうですが、そちらの印象の方が強く残っていますか?(井上さんが実際の授業のスケジュールを書いた手帳の写真を前回分に載せています。)
 
井上 日本語のティーチングアシスタントはむこうにいる日本語の先生の手伝いで発音したり会話をしたり、教室をまわって違う所を指摘したりなど、そういうことだったので、ティーチングアシスタントよりは自分で授業をしたことの方が印象深いです、やっぱり。
 日本語の指導でよく間違えるのは、私はの「は」を「わ」と書いてしまうことで、そのあたりのこと等を教えるんですが、教えているうちに気づいたんですよ。当たり前のように「私は」と書いているんだけれども、それがなぜかが説明できないんです。
 
+++ああ。そういうふうに、いつも考えない日本語のことを考えたんですね。
 
井上 考えましたね。中学の時に、言葉の活用形などを勉強しましたが、向こうでも活用形を教えるんです。あたりまえに使っていましたがそれがなんでだろうとか。或程度、気づいてはいたので本などをみていたんですが、あそこまで日本語がむずかしいものだとは思いませんでしたね。丁寧形があって、カジュアルフォーム(・・・・するよね〜)があってとか。ライアンという学校の特長は、year1(小学校1年)〜year12(高校生)まで(学年があって)、日本語はY4〜year12まで教えるんですが、year12になると日本語もそれなりに難しくなって、どう教えたらいいのか、簡単な事も難しくなっていきました。
 
+++オーストラリアは本当に熱心な日本語教育をしてるんですね。
 
井上 そうですね。日本語かイタリア語かの選択なんです。日本語の先生も市内には結構(大勢)いるらしくて、教えているんです。文化的なものにしても、教室に雛人形や五月人形が置いてあるんです。
 
+++(笑)教室にその人形って考えられないですね。
 
井上 そうなんですよ。
 寿司も好きなので、スーパーに行くと、のりや寿司ビネガー(酢)とか、米も普段はロンググレイン(ライス)なんですが、(寿司作りに適している)ショートグレイン(ライス)っていうのを売っているんです。もちろん、寿司を作ったり、相撲もやりました。(井上さんは相撲をずっとやってきた経験がある)子ども同士で相撲をとらせて怪我をしたら危ないので、自分対生徒で。一番すごかったのは1対4でやりました。六年生などですが。
 
+++じゃあ、けっこう子供達は強かったんじゃないですか。
 
井上 いやあ、相手は子どもですから。まけないぞ(笑)
 

 
■オーストラリアの子どもたちは、日本のアニメが好き
 
+++行ってきてから自分が変わったところはありますか。
 
井上 やっぱり、(これまで気づかなかった)日本語(の深さ)を知ったというのと、去年の10月に(日本で)教育実習に行ってきたんですが、同じ学年を比べても、身体の違いはもちろんあるんですけれども、考えの違いもおもしろいなって思いました。こちらが考えているオーストラリアと現地の子が考えているオーストラリアって違うんです。そして、オーストラリアから見る日本も日本で考えている日本と違うんです。それと、オーストラリアの子は漫画(アニメ)がとても好きで、親日的でした。

+++日本の漫画(アニメ)が好きっていうことですか?
 
井上 「NARUTO」とか、「ポケモン」はみんな知っていました。マニアックな子はかなり深いところまで知っていましたね。授業では「ととろ」を観せるんですが、「ととろ」は反応が良かったです。ただ、思ったよりも「ととろ」を知らなかったですね。知っている子は”授業で見た”というかんじでした。

+++(行ってこられて)実際自分が日本の子どもを教えた時と、オーストラリアの子どもを教えた時が違うことなどを実感してきたのは、収穫でしたね。

井上 そうですね。日本のこどもは授業中は静かですけれども、オーストラリアの子どもはこうやって”自分を当てろ”指を降って来るんです。”me !me !me !me !me !"って。あれはかわいかったですね。で当てたら逆に答えられない子もいるんです。(笑)

+++ティーチングインターンシップの感想というのはどうですか。

井上 僕は、このプログラムを1年では行けなくて、去年も同じプログラムを受けて、二年がかりで行ったんです、大学に入学した時になにがやりたいかを考えた時にティーチングインターンシップだったので。で、やっぱり、時間かけても行ってきてよかったなって思っています。それと、英語圈もいいなって思いました。コミュニケーションがとりやすくて。僕はずっと東南アジアへ行っていたので(井上さんは、金谷ゼミの活動の中で東南アジアへは行かれていて、中でもラオスが好き)。英語圈でコミュニケ−ションできるのって楽しいというのと、将来教壇に立とうと思うんですけれども、世界の子供達と触れ合えるという仕事につきたいので。

+++教職って何を教える事になるんですか?

井上 科目は英語なんです。(でも、どうなんでしょうか、)日本人って大学卒業したら就職してずっと努めようと思うんですけれど、海外でいろんな方に会ったのですが、いろんな仕事をしているです。ホストファミリーにしてもいろんな国でいろんな仕事を経験してきているんです。だから、僕は、今、仕事を決めるというよりは、技術を身につけて、海外へ行っていろんなところで仕事をしたいです。
 
+++海外で仕事がしたいんですね。
 
井上 やっぱり、(海外に)出たいですね。ひとつひとつの国で学ぶ事がちがうので、いろんな国に行ったら、いろんな勉強ができるんじゃないかなって(思えるので)。
 
+++そうですか。御両親は大丈夫ですか?(反対はありませんか)
 
井上 親はもう、「だめ」って言っても行っちゃうようなこどもだってわかっているので、最近では「こんどは何処へ行くの?」というようになりました。(笑)
 
+++じゃあ、周囲も理解があるんですね。ほかに、これだけは言っておきたいということはありますか。
 
井上 僕は、『ライアンはいいよ。良かったよ。』という風に、もう、学校イチ押しです。『先生もいいよ、生徒もいいよ。』ですね。ライアンは修学旅行がジャパントリップといって、この学校に来るんです。だから今年終わったら(この学校で)会えるんです。(自分はもう)卒業してるんですけれど、どうにかして(生徒達に)会いたいですね。
 
+++それは本当に楽しみですね。

現地の生徒さんたちと素敵な再会になりそうな、実りの多いティーチングインターンシップでしたね。井上さん、どうもありがとうございました。

投稿者: |